THE LIFEFUMIO TAKASHIMA
ダイアリー|2026.9.21NEW

本屋

一番本を買うのはAmazonだけど、暇があって脳が渇望している時は本屋に行くことにしている。と言っても自分ナイズしている本屋は少なく、一番は青山ブックセンター、割と重量ある雑誌とかもついでに買ってしまうので駐車場があるから積んで帰れるので便利だ。また昨日みたいに雨の日は洋雑誌5%offで何となく雨の日に行く青山ブックセンターになっているかもしれない。あとはGINZA SIXの中にある蔦屋だ。銀座で会食や同伴があると少し早めに行ってぶらぶらすることが多いし、時間が余ればブラっと洋服を見たりもする。

青山ブックセンターはかつて1フロア上にオフィスがあったので、暇があると階下を覗きに行くという習慣があり、本のレイアウトも知っているので探しやすい。Amazonで本を買うのはもう何の本を買うかが決まっている場合に利用するが、本屋に行くというのはまた違って、何か面白い本はないかなぁと物色しに行くから同じ本を買うにしても楽しさが違う。自分の場合は大体歩くコースも決まっている。まずは入り口の洋雑誌でめぼしいのを見つけておく。そして右側にある店が推しの本コーナーを見るが、そこで買うものはあまり見つからない。村上春樹の「夏帆」を手に取ったが、もうちょっと秋深くなったら小説気分になるかなと思い置いてしまった。そしてかつて一番長く居たビジネス書コーナーだ。いろんな新刊が出ているが、全体のトレンド感はわかるがちょっと軽い「吐き気がする」感じになっている。ワクワクするタイトルがないのと将来の不安を感じる本ばかりだ。そして自分にはもう用のないジャンルになりつつあるので、例えばマーケティングやチームビルドの本を見ても何ら感じないのだ。もうマーケティングされたものなんかわざとらしくて伝わってこないようになっている自分がいる。イーロンマスクの本も目立っている。凄い人だろうが「それで?」と素通りだ。続いて旅、車、スポーツ系だ。行きたいところなぁ、今は日本の田舎に行きたいけど、本だけではなく自分で調べてからだなぁとか、そうひっかかる本もなくブラブラ。次はアート系、そして料理、建築だ。建築はさすがに今家を建てているからいくつかの本をめくってみるが、あまりピンとくるものがなかった。今欲しているのは住宅の内装の本だ。これが意外に無い。器としての建築はあるが、器に施す装飾の部分の本は圧倒的に少ない。間取りとかは自分なりに考えるが、インテリアのアイデアがもっと欲しいのにと思う。正直言って「建築家の家」特集などは全く面白くない。大概が素材そのままで間取りや採光、人間工学的な配慮はしているのだが、インテリアが無味すぎて味気ない。自分は無印的な化粧っ気のない暮らしはイヤだから洒落っ気のある内装イメージ特集が欲しいのにと思う。結局そこも買う本がなく…。

で、何故かふと目に止まった「ジャパン・アズ・オンリーワン」という文庫本とインテリア雑誌数冊を買った。文化立国を提唱している本だが、自分も日本の生きる道は世界一の文化立国を目指すのが一番だと思っているので読んでみることに。文化が暴力や経済に匹敵する存在になることを願っている。美味い鮨が戦争を止める日が来ることを願いたい。今世間ではAIがいかに暴走しないか論が交わされているが、人間の愚かさはいつまで続くのかと思う。文明が進んで人々は豊かになったのか?という問いに答えを見出さないまま進んでいるのだ。SNSが出来て10年以上経ってやっと子供達の利用を禁止する。その間にどれだけの子供達が誹謗中傷やいじめで犠牲になっているのやら。俺はもう今より文明は進まなくても何も困らない。もちろん音速旅客機ができてNYまで5時間で行けるようになるかもしれない。しかしそれが豊かなのか?機内食もゆっくり食べれず、睡眠も取れず、そして旅気分も味わえずにだ。リニアも同じだが、何故愚行をやめないのかと思う。空飛ぶタクシーも要らないよ。デンマークの人々は自転車がデフォルトの交通機関だ。それで困らない。困っていないのに余計なことをして人々の感受性を奪ってゆく。「資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか」という本があったが、まさしくそれだ。ビジネス書のコーナーで吐き気を感じるのはそういう事なのだろうと思う。21世紀になってもまだ戦争を続ける愚かな人間はいつになったら平和な地球をつくりあげれるのかと思う。この夏訪れたコペンハーゲンも、ストックホルムも10年以上前とあまり変わっていない。しかし国民の幸福度は世界1だ。

ある意味本屋は現代の縮図と同じだ。明るい未来を示唆するような本が何となく少なくなっているような気がしてならない。