THE LIFEFUMIO TAKASHIMA
ダイアリー2025.8.9NEW

椎名誠さん

昔からよく椎名誠の本を読んでいた。東ケト会(東日本何でもケトばす会)なるグループで世界や日本各地ハチャメチャな旅を行うエッセイが楽しく面白い。それが講じて奥様まで旅人になり、互いにあちこち旅をしていたが、ある時自分が鬱になったと言って、本屋でもしばらく見ないなぁと気にはなっていたのだが、最近Amazonでチェックしてみたら、書いているではないか。思わず嬉しくなり7冊ほど注文したが、日本に帰ってから読むのが楽しみになってきた。

そもそも何で椎名誠かというと、だいたい無人島に行って釣りしてキャンプして男だけで酒を酌み交わし、酔っ払うという、要は誰にも気兼ねしないで、好き勝手にやりたいようにやるというのが良い。それは日本の無人島でもモンゴルでも変わらない。カッコつけた洋服を着るでなく、女に媚び売ることもなく、やりたいようにやるだけだ。いつぞや読んだときはスパゲッティの食い方が出ていて、熱いパスタにマヨネーズ、醤油、かつぶしという猫まんまのようなスパゲッティだが、それを読んで以来、確かに自分でも食ってみたが、あくまでC級料理だが、旨いのは旨い。ま、旨けりゃそれで良いのだ。女子供にはなかなか馴染めないが彼の生き方は決して粋ではないが、素のまんまだ。素のまんまというのは気が楽だろうと思う。自分はまだその領域には達していないが男としては憧れる生き方だ。

自分が読んでいたのは1980年代の頃の話だが、その頃亡くなった登山家の植村直己さんや、椎名さんの友人で世界中の川をカヌーで行くカヌーイストの野田知佑さん、小説家の開高健さんなど、今の時代にはいない独自の男の世界観を持った人たちが多くいた時代だった。自分は今でも野田さんが行っていた余市川や四万十川を下ってみたいなと思う。リゾートも嫌いではないが、何というか、何でも綺麗に整ったものではなく、たまには粗野で女子供を寄せ付けないような魅力的な世界観にこもりたいと憧れている。