THE LIFEFUMIO TAKASHIMA
ダイアリー2025.6.21NEW

Friday Night

昨夜は、AV女優を多数マネジメントする芸能プロダクションの社長と六本木で会食した。表向きは単なる食事会だったが、話の内容は想像以上に濃く、そして真剣だった。華やかな業界に見えるが、その裏には数多くの葛藤と挑戦があることを改めて知る夜だった。

会話の中身をうまく表せば「セクシャルワーカーの社会的地位をどう向上させていくか」。

自分は何人かのAV 女優と話してきて、業界で働く女性たちの多くは、単なる快楽提供者としてではなく、“自分の人生を選んだ表現者”としての矜持を持っていると思っている。にもかかわらず、社会の目は依然として厳しく、差別的な言葉や視線に晒されることが少なくない。そうした偏見を少しでも減らし、彼女たちが堂々と自分の職業を語れるような世の中にしたい——そんな思いが彼と一致する所だ。

俺は彼女たちの姿勢や技術は、いわゆる“芸能”という枠組みと何ら変わらない。むしろ、より人間の本質に近い場所で向き合っている為か他の業界の人とは何か違う魅力を感じることが多い。その何か違う部分をキッカケにすることからでも彼女達のアイデンティティを世に知らしめしていきたい。

彼女たちはフリーランスに近い立場が多く、社会保障の網からも漏れがちだ。そうした仕組みをどう構築するかは、行政や社会全体の課題でもある。もはや先進国ではセクシャルワーカーの社会的立場が確立しつつある。先進国ほど売春の合法化や、売春ビザを発行している国もある。

美酒に酔い、時間はあっという間に過ぎた。帰り道、「職業に貴賤なし」という言葉がふと頭に浮かぶ。誰かの快楽や癒しを生む仕事に、なぜ後ろめたさがつきまとうのか。そう思うと同時に、彼女たちが胸を張って「私はこの仕事をしている」と言える日が来ればいいと、心から思うのである。