工芸に出会う

今週はちょっと百貨店に行こうと思っている。昨夕は銀座松屋に。7階のリビング売り場に直行したが、最近の生活用品や家具などを見るためだ。特にこれと言って目に留まったものは少なかったが、2重構造の金属のグラスは良かったがデザインがもう少し繊細であって欲しかった。
今日はこれから大阪の高島屋に行こうと思っている。昨日から始まっている日本伝統工芸展を見る為だ。夜は京都で会食があるが、現代の匠の仕事をたっぷりと楽しんできたい。百貨店の総合的な品揃え、特にファッションはあまり面白いものではないが、家庭用品や催事、美術品、家具、敷物などはたまに発見がある。もちろんもちろん超が付くようなスノッブなものに出会うことは少ない(これは海外の展示会などに行かないと)が、何となく家庭画報的な今の富裕層のトレンドが見えたりする。特に自分が買うことはあまりないがトレンドというのはいつの時代にもあり、ある程度は抑えておかないといけないと思っている。また作家さんを見つけるにも良い場所だと思う。10年以上前だが銀座松屋で見た白磁の器は韓国人の高さんという人の作品で逸品ものだったが、実際に会って打ち合わせしながら、ある程度量産して商品化したこともあった。良い服を見て豊かな気持ちになることはないが、例えば良い器を見ると豊かな気持ちになる。それは料理が盛られる想像もさることながら、ひょっとしたら何十年、あるいは引き継がれて何百年使われるかもしれないという未来への存在を想像するからだ。ぞんざいに扱わなければ100年保つことは容易だろう。その100年後に更なる価値を放ってくれるようなら、何万円しようが安いものじゃないかと思う。いつかパリに店ができたら、自分の持っている器を何点か披露したいと思う。誰の作品か忘れているものも多いが、良い作品は作品自身が語りかけてくるものだ。
夏のバカンス、引越し、スポーツが終わりようやく落ち着いてきた秋の佳き日に良い時間を感じてみたい。
※日本伝統工芸展は日本巡回します。近くの会場で楽しんで下さい。
https://www.nihonkogeikai.or.jp/exhibition/honten/73/?tab=info#sort=number