最後の自由な日

今朝も起きてすぐ4キロランのあと海に浸かりゆっくりと泳いできた。
何となくだけど、地中海って塩っけが濃い気がする。これは今までいろんなところで感じるけど、昔行ったカリブ海のセントマーチンもものすごく塩が濃かった。何故って自分の身体が浮く浮力が全然違うからだ。今ChatGPTで調べたら世界の海は3.5%の塩分濃度に対し、地中海は3.5〜3.7%らしい。どうりで。
肺に空気を入れたままだと垂直に身体が浮いているし、空を見るように仰向けにいると脚も浮くし、そのまま両腕を下に伸ばしたり、肩を回したり、いろんなストレッチが何の抵抗もなく自由にできるからホント伸びる感じがよくわかる。リラックスし脱力して水中でただボーッと浮いているととても息を長く止めることができる。ゴーグルはつけているが、目を瞑っているとどんどん自分の身体が海水と溶け合っていくようだ。気がつくと2分くらい経っている。ゆっくり泳がない程度にビーチに戻るまで30分くらい。自分では水中ヨガのつもりだ。何とも言い難いリラックス感に包まれる。そういう水の力が海にはあるような気がする。毎朝の日課になっているが、ラン後のクールダウンには最高の時間である。
実は手銛(ポールスピア)も買って魚を突ける用意はあるのだが、今朝も海に抱かれていると例え小さな魚でも殺生するのに気が引けてしまう。美味しそうな魚なら食べてあげればいいのだが、この辺は岩場の生物が少ないので、藻や海藻を食べている魚だろうからどうしても臭みがあるだろうし、無駄に殺すのはやめておこうという気になるのだ。
今日で自由な日は最後になってしまった。明日は友人と昼夜会食だ。約1ヶ月ちょっとのバカンスだったがこんなに思い出に残る夏はなかった。何もしない、何も制約がないということがどれだけ心の満足なのか。何かをし続けなければいけない東京とは真逆の時間がここにはある。そして何よりも歴史や文化的な背景があり、時間を優雅なものにしてくれている。
この満ち足りた時間をもっと日本の人たちに味わって欲しいなぁと思うし、日本でもきっと可能じゃないかなとも思う。とりあえず日本に帰るまであと1週間。帰りたくない気持ちがどんどん大きくなってきた。