THE LIFEFUMIO TAKASHIMA
ダイアリー2025.8.29NEW

企画者

今朝、日経MJでCCCの増田さんの記事を見た。昨年の夏に久々にお会いし懐かしい話で盛り上がった。というのも代官山のT-Siteを開発する際にアドバイザリーボードの一員に加えてもらいいろいろ打ち合わせをした事があったからだ。その縁もあり、アスロニアというトライアスロンショップを出させてもらったりした。本業の蔦屋書店もあるが、楽天の大株主であったし、ポイントカードのTカードを生み出したりもした人だ。今朝の記事では「AIよりも木登りをするハート」という話だったが、人がやらないような実体験からくる発想がこれからは価値を生むという内容だ。

話はそれるが、この夏孫たちと過ごしたが、プールや海にはいる以外はほとんどの時間をiPadやゲーム機に向かっている。そして友達はネットを介してつながっている。自分の小さい頃は野山を走り回り、いかにザリガニや野生の木の実を取るか、あるいは鳩を飼ったりして手なづけたりと常に頭の中に「どうして楽しむか」の工夫と知恵があった。もちろん生傷が絶えなかったが、自然から学んだことは後の人生でも大いに役に立っていると思う。もう少し孫も大きくなったら、近い体験をさせてやりたいと思う。昨夏の話では増田さんは第一線を退き、軽井沢で暮らしているそうだが7万坪の土地を有し何かを企てているらしい。おそらくありきたりのものを作るつもりはないだろうから、何を創られるのか楽しみでもある。

増田さんとも友人関係だが、元西武百貨店の社長だった水野さんも根っからの企画マンだったと思う。西武流通グループは堤清二さんが創られた文化色が強いグループだったが、パルコ、西友、無印良品、ロフトなど多くの新しい業態を作り上げた。水野さんは社長時代にロフト、SEED館、WAVEなど新しい専門大店をつくり、西武のカルチャー発進を進めた人でのちにFrancfrancの社外役員を務めていただいた。

新しいものを生み出すというのは楽しい仕事である。千葉のBOTANICAL POOL CLUBもそうだった。発端はMONTE CARLO BEACH HOTELだった。BEACH CLUB全盛だが、だったらPOOL CLUBもありだろうと山の上に巨大なPOOLを作ったからだ。

増田さんには及ばないが、弊社でも八丈島に約3万坪の土地を有している。何をやろうか日々考えているが、個々のコンテンツはいくらでも思いつくが、八丈島をどういう島にしたいかが一番大事だと思う。施設をつくることが主ではない。東京から南に300キロ離れた、殆どの人がよく知らない島を魅力的な島にし、インバウンド含めバリューアップしたいと思っている。表には表現しないが意味として今の日本経済に対しての挑戦がある。①既存のものの再定義によって付加価値をつける ②自然を文化にし経済価値を生む ③今まで気付かなかった可能性に火をつける ④地方はこうやって輝く などだ。ホテルを作るのは one of them の話だ。豊かな黒潮流れる海や、ミネラル豊富な土地や、亜熱帯の植物や、火山ゆえの温泉など生かしたい素材がいっぱいだ。しかも東京都だ。TOKYOというメトロポリタンとのコントラストがそこにある。おそらくこの仕事は自分にとって最後の大仕事だろう。文化事業だが経済活動でもあるので、必ず利益を出さなければならない。島に雇用を生み、観光客を増やし、島の税収を増やさなければいけない。渋沢栄一の「道徳経済合一説」の気持ちだ。カプリ島やイビザ島が世界でも有数な島になったように、また直島が福武さんによってアートの島になったように、八丈にも可能性はじゅうぶんある。

何も無いゼロから1を生み出す。長い人生の経験はこの為に経た時間だったのかもしれないと思う。